サンディエゴ郡のレントの急上昇 サンディエゴ郡のアパート協会の2015年4月の統計によりますと、サンディエゴカウンティの平均レント価格は$1,514で去年より何と20%近くも上昇しています。その他の調査では、$1,575-1,756とより高い数値を算出しているところもあります。 10年間で比較すると。。 右の表を見て頂くと分かりますが、レントの上昇率は10年で44.6%の上昇、それに比べて、賃金の方は9年で、28.9%しか上昇していません。給料が上がっていないのに、レントは急上昇をしています。比べて、住宅ローンの方は10年で-29.4%と下がり続けています。これは政府の方針による、低いインタレストレートと住宅ローンの規制が厳しくなり、借りにくくなったという事にも起因しています。 買った方が安い? レントの上昇は住宅を購入するBUYERが増え、住宅売買の増加につながっています。たとえは、サンディエゴの平均住宅価格の$455,000で住宅ローンを計算すると、税金や保険を含めると約$2,230になり、2BEDのレント平均価格($2,000)とそれ程変わらなくなります。 新しい住居は増えている空室率は上昇 現在のサンディエゴカウンティの空室率は4.1%で去年の2.7%に比べて、空室が多くあるはずですが、なぜか価格に反映していません。これは地域によって格差があることの表れで、郊外の地域に比べ、UTCやカーメルバレー、ランチョバーナード、スクリプスランチ、ダウンタウン、ヒルクレスト、ミッションバレーやビーチ沿いのコミュニティは家賃の上昇、空室率の低下がみられます。 今後の不動産動向の予想 レント物件が現在少ない事も家賃の上昇の一因です。MLSをチェックしている限りでは例年に比べ、レントが圧倒的に少ない事に気づきます。これは恐らく通常なら引っ越す傾向にある家族や単身者が家賃の上昇や、または購入するにも物件が少なく、出ていけない状態であるからだと思います。またこれは売買にも言えることで、売り出し物件が少ない事で全体的に引っ越し、買い替え、住み替えが出来ない状態が続いているからだと思います。6月の状態で、売買・賃貸共に取引数が極端に少なく、6月いっぱいはこの状態が続き、7月になれば何か動きがあるかもしれません。 7月になり、売買のマーケットがより活発になれば、賃貸の方も、季節的な状況から在庫が増え、借りる方には選択肢が増え、家賃も7月を過ぎれば下降するでしょう。今のところは売買・賃貸共に在庫の増加・減少に注目してみましょう。
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8 月 2020
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